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会社を辞めたいと思ったとき3

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私はなんでこの会社に入ったのだろう。
書きたいことが溜まっていたので連投お許しを。あしからず。

私の会社の社長は偉い。
そんなの当たり前のことだろうが、私の会社の社長は偉いのだ。

どこの会社にも忘年会、各種飲み会があるだろう。そこで瓶ビール片手に社長のところへ行って挨拶をする。これをやらないと後々の会議の場で、皆の前で晒し者にされるのである。「俺のとこに挨拶来なかった奴いるよな?」

どこの会社にも社長が全社員の前で話すことがあるだろう。その話の感想を、日報にまとめなければならないのである。書かないと上司にどやされるのである。

どこの会社にも掃除があるだろう。それを全社一斉に行い、月に一度掃除がきちんとされているか役員が巡回して見るのだ。

私の会社にも決まりごとがある。これがちょっとしたことだとしても、守られていないと社長に知れた場合は終わりだ。
最近話題になったのが伝票関係の処理だ。何名かの社員が伝票処理を決まったタイミングに済ませていなかった。といってもこれは日常茶飯事だった。
社長に知れるまではだ。
知れてからというもの、私たちは案件や客対応そっちのけで事務処理に注力した。上長も含めて、事務処理を怠らないフローを徹底的に作り上げた。私の組織は最も高い売上達成率を出していたが、当然多忙なのでどうしても事務処理関係を怠る。
私の会社ではそいうい人間は嫌われるのだ。いくら売上を出していても、だらしなかったらそいつはクズなのだ。限界まで客に尽くし、大きな利益を持ってくることだけに注力してはならないのだ。いい具合に案件をこなし、社内の処理を確実に行う。社長に好かれる奴はこれを上手くこなす。
私も連日深夜まで残業をして売上を生み出した。だが、ほんのわずかに漏れた事務処理があり、それが大問題となり、私はひどく叱られた。
私の会社で認められるためのポイントは、社長が決めたことをしっかり守ること、社内のことをちゃんとやること。それだけだ、いくら売上を上げても、誰もができなかったことをしても、だめなのだ。
大きな貢献をした者を称えることよりも、決まり事を守れなかった者を晒し者にするのが好きな会社が私の会社だ。会議の中でもわざわざ役員が全員の前でこのような晒し行動を行う。
創造すること攻めることよりも、守ることをこの会社の誰もが考えているだろう。この会社に前進はあるのだろうか。

でも私はこの中でもまだ学べることがあるはずと信じていた。
でもいまはこう思う。
なんであのとき辞めなかったんだろう。

つづく



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