SSブログ

会社をやめたいと思ったとき6

スポンサードリンク




なんでこの会社に入ったのだろう。

私の仕事はメーカーのマーケティングチームから発生する販促物の手配、そのほか制作物の手配だ。カタログなどはもちろんのこと、デザイン、ホームページの制作、イベントの運営、配信の手配、広告の運用など多岐に渡る。
今年のはじめにこの業務に異動してきた私だが、ここは売上高も社内でトップクラスの業務であるし、形にはまらない様々なことが体験できるので、初めはワクワクしていた。他のクライアントとは違い、こちらが提案したものが採用されやすいし、案件も黙っていても依頼されるので、仕事の量は多く大変だが売上を積み重ねることも難しくなかった。
だが、数ヶ月経ち業務に慣れてきたころに私は言われた。「お前はなにしに客のところに来てるんだ。」
私は客先デスクで振りかかる業務を淡々とこなしていた。営業という立場ではあるが、全体のスケジュール管理、資料まとめや見積もり、指示出しなど営業活動以外にもやることは多い。
そんな私の姿が目に止まったのだろう、「もっと客と会話して情報をとり、仕事をとるために客のところに来てるんだろう」
私は、「言われてしまったか」という感じだった。この業務になって、営業活動というものよりも案件のディレクションのようなものに重きをおけるのが良かった。他のクライアントだと情報取りの方法から緻密に計画を立てて、客と関係を築き、売上を立てながら、案件の管理を営業がすべて行う。だが私のところは違かった、難易度は高いが頼まれる案件自体を管理して不備なくこなせればそれである程度の売上は見える。客と接点をもつのが好きでない私にとって、それが合っていたため、ディレクションに徹してしまったのだ。
この業務について、今までに比べて仕事を楽しめていた私だが、この時点でやはりだめだと思った。やはり私は営業であるべき人間ではない。

つづく


スポンサードリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。